ここにも、文化遺産。

いつも私の部屋に飾っている額に入った刺繍のキャンドルは、クリスマスシーズンになるとリビングに飾ります。
高校1年頃だったと思うのですが、中学、高校とミッションスクールだった同級生が、刺繍してクリスマスプレゼントでくれました。
黒い布に、色鮮やかなスウェーデン刺繍糸でさした、このキャンドルをもらった時は、ちょっとしたカルチャーショックでした。
多分、彼女は5、6枚同じものを作って仲のいいグループの私たちみんなに贈ってくれたと思いますが、こんなに綺麗なのを、何枚も作ってプレゼントする彼女はすごーい! なんて素敵な色合いなんだろう、なんて色んなステッチで刺しているんだろうと、えらい感心したのを憶えています。
今でも大切に持っているのは、私ひとりだけのようで、作った本人でさえも持ってないそうです。
ですので、私がいなくなったあとは、彼女に贈り返すか、あるいは彼女の娘に、母の文化遺産としてあげるねと約束しています。
額にいれて、こうしてもうかれこれ50年余り飾ってきましたが、今なお色あせることなく、こんなに美しいのにも、見るたびに感心します。





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