ヤマガラさま、ご入居決定。

玄関ポーチに苔の塊がいくつか落ちていたのは昨日のこと。タイルの上に不自然に散らばっていました。もしかしたら営巣中の巣箱がハクビシンか何かに襲われたのかと、ポーチのすぐ上にある青い巣箱も、付近にある黄色、オレンジ色、無垢の巣箱も見ましたが、扉は閉まっています。
ははーん、もしかしたら巣づくりしようと鳥がくわえてきたのかもしれない、きっと苔の塊が大きすぎて巣穴に入らなかったんだ、ここで小分けして巣穴にいれるんだろうなと鳥ちゃんの努力を想像し、とりあえずタイル脇の土の上にバラすようにして置いておきました。
そして今朝、ウォーキングから帰った際、アルジに「ほら、昨日、散らばってた苔はこれよ」と、見せたあと1時間ほどして玄関ポーチへ出ると、土に置いておいた苔が、またタイルに散らばっていました。ふふふ、やっぱり鳥ちゃん夫婦の仕業だったようです。
すると頭上で羽ばたきが聴こえ、1羽の鳥が巣箱から飛び出していくのが見えました。ヤマガラです。青い巣箱はヤマガラがすでに入居していたのです。ヤマガラが巣づくりするのは2、3年ぶり。昨年はヤマガラを見かけるのが少なかっただけに、早速の巣づくりはうれしいことです。
そして不思議なことに、その巣箱のほうから雛たちの小さなさえずりのような声が聴こえているようなのですが、巣材を運ぶ段階であって、まさかまだ孵化はしていないはず。小さなさえずりは、遠くのほうで鳴いている鳥たちのおしゃべりだったのかもしれません。春は鳥たちのいろんな声が聴こえてにぎやかです。

今日はガラス戸を開けていると、春がちょっと遠慮がちに遊びにくる陽気でした。