心で歌う、故郷の情景。

混声合唱団  岡谷せせらぎ会の今年のコンサート第3ステージは、長野にちなんだ文部省唱歌を歌います。
そこで、その心をもっと知ろうと童謡の故郷を訪ねる北信濃バスツアーが企画されました。
国文学者・高野辰之は日本の心のふるさとを歌う文部省唱歌の数多くを作詞。高野辰之記念館では、その高野が遊んだ場所を巡る遊歩道があり、途中に建てられている「故郷」「朧月夜」「紅葉」「春の小川」の石碑の前でみんなが声を合わせて歌いました。
次に訪ねたのは中山晋平記念館。この人は現代歌謡の礎を築いた東洋のフォスターと言われているそうです。両人とも豊かな自然の中に育ちながら、歌い継がれている名曲の数々を生み出した偉大な人なのでした。この情景を知らずに歌うのと、知って歌うのとでは、やはり大きな差があるのを感じました。
帰途、小布施に立ち寄り、おいしいモンブランケーキと紅茶を味わって、栗おこわをお土産に。小布施には、以前、個人の庭を開放しているオープンガーデンを観てまわったのですが、このおしゃれな街並みを知らないままだったので、やはり詳しい人についていくのはありがたいなと思いました。
帰りの車から、沈みゆく濃いオレンジ色の太陽が見えました。その真反対には、昇っていく白い大きな月。太陽と月の大きさがほぼ同じ大きさだったのが、なんだか面白く思えました。



 



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