左目の白内障手術でものすごくクリアに見えると言っていたら、今日、退院して家への帰り道、アルジがあえて景色が広がる道を通ってくれました。
諏訪中央病院から御柱通り、見回すとほんの一部に山がないだけで、330度?山に取り囲まれている道です。山の向こうは、ぐるりまた山。八ヶ岳、蓼科山から山の切れ目なく南アルプスに続いています。道沿いは田んぼや畑の冬景色。
綺麗に見える目のおかげで、ずっと向こうまで見える気がしてきました。サバンナの地平線の向こうまで見えるんじゃないかと、錯覚するほどです。
帰宅すると、まずいちばんにびっくりしたのはリビングのフローリング。光っています。
まあ、なんと珍しいことがあるもんだ、アルジが綺麗に掃除してくれたんだ!と「モップで拭いてくれたの?」と聞きましたが、ちょっと話がかみ合いません。
綺麗に見えるようになったからじゃない?と、アルジに言われて、ようやく気づきました。
そうなんだ、今まで曇って見えてたのが、眼内レンズに替えたことでクリアに見えるようになり、まるで拭き掃除したみたいにフローリングが綺麗に見えたのには、改めて驚きました。曇りガラスをガラス拭き掃除で綺麗にしたのとちょうど同じ感じです。
考えてみれば、アルジが私の留守の間に、自主的に床拭き掃除なんて・・・そんなはずは、ありません。
見るもの全てが綺麗に見えるという表現は妥当じゃないかもしれない、汚れているものはより汚れて見えるわけですから、クリアという表現がいいのかもしれません。
部屋から外の風景を見ながら思いました、私は鳥の目になった、と。空高いところから地上の餌を見つけられる鳥のように。
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