「フランス式階段工」をウォーキング。

松本市にある、国の重要文化財「フランス式階段工」へはじめて行きました。
アルジは2年前に「富士見高原の自然と文化愛好会」のウォーキンググループで行ってますが、私はちょうど足首を捻挫して残念ながら行けなかったので、新緑の頃にぜひ行ってみたいとアルジにリクエストしていました。




「フランス式階段工」はフランスのプロヴァンス地方、アルプス山脈の南のサニエール渓谷の階段工を基に、大正時代にすべて人力で完成した治山治水の施設です。
水路の長さは約141m、落差は50mあり、19段の階段状になっており、欧風モダンな流路工で、わが国で最も美しい砂防施設と称賛されています。

川底に敷き詰められた石の上を清らかな水が流れ、そして次の階段へと音をたてて落ちて行きます。護岸の石積みの並びも見事で美しいものでした。
その階段工は幅7、8mはあるでしょうか、思ってたより幅広く、さらに周りの新緑も相まっていい気持。

コロナ禍で、出かけることも何かと制限される中、家族連れが川べりでバーベキューやキャンプのテントを張っています。
重要文化財の中というか横にキャンプ場施設があるのにはいささか驚き、またちょっと残念な思いがしましたが、見方をかえれば重要文化財が市民の日常にとけ込んでいるということが言えるのかもしれません。
芸術的な階段工の景観、流れる水の音、新緑の木漏れ日、吹き抜ける爽やかな風は、まさに憩いの場そのものでした。

 

1歩・2歩・散歩、明日も書こっ、と。
 

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