三越本店 天女(まごころ)の像。

日本橋三越本店に、こんな像があろうとは!さすが越後屋創業350周年の三越。

それは「天女(まごころ)像」。



本館1階中央ホールから、吹き抜けの5階に届くようにそびえる壮大な天女の像で、完成したのは昭和35年(1960)とのこと。

三越のお客様に対する基本理念「まごころ」をシンボリックに表現する像として、日本橋三越本店の象徴ともいえる存在だそうですが、私はまったく知らず、偶然にも初めて見ました。

高さ11m、総重量6750キロ。樹齢500年の檜で作られたのは、降臨する天女の姿。制作に10年かけたそうです。

木と語らい、木の命を吹き込むことに生涯を捧げた昭和を代表する木彫界の巨人・佐藤玄々の傑作ということです。

日本橋三越本店というとライオン像が有名だし、わたくし的には極彩色の天女の像が、デパートにあること自体にちょっと違和感がありますが、それにしてもすごいものを見た感あり。

設置以来60年余り、百貨店の経営が厳しい今、昔は良かったと天女が下界を見下ろしながら言ってるようです。

因みに今日行った美容室の若いオーナーは、地下鉄で2駅の三越のその天女の像は知らないと言ってました。

 

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