アルジのソロキャンプ。

アルジがコロナに感染して入院した際、病室のテレビで「ヒロシのぼっちキャンプ」を観て、キャンプに憧れ早速プランを始めました。

ツレアイも一緒に行こうと誘っていましたが、
「とんでもない!この歳でテントで寝るなんて無防備で恐ろしいし、眠れない。熊が出たらどうするの?夜トイレに行くのも怖い」と言って、私はまったく行く気はありません。

行くと決めたアルジは、キャンプの本や危機管理の本を読んで勉強していました。
友人から勧められて、山と渓谷社「これで死ぬ」もその1つ。アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集です。

そしてアマゾンから注文品が毎日のように届いていました。
キャンプ用品です。テント、シェラフ、たき火台、飯盒、食器などいろいろ。
ホームセンターへも必要なものを揃えに行っていました。

「ひとりで行くなんて、もしも何かがあったら・・・心配だから止めて」と私はアルジに言い続けていました。
でも行くと決めたアルジはキャンプ一直線。
若い時と違って、79歳直前にして新しいことをやろうという気力、実行力は、我が夫ながらあっぱれ!

それでもツレアイとしてはやっぱり心配なわけ。
「キャンプしたいなら庭でいいじゃない。庭でだったら私も付き合う。」とツレアイ。
せめて、家の庭で予行練習でもしてくれたらいいのに、アルジは冒険心に燃えているのか、ぶっつけ本番で出かけました。


場所は、車で30分の「べるが尾白の森キャンプ場」です。



午後6時前に「スマホのバッテリーがあと6%しかない」との連絡がありました。
長話をしてくる友人と1時間長電話したとか。ソロキャンプに、なんだか長電話は似合わないけれど。

私の充電器を持って行ったのに、差込コードが合わなくて使えないそうです。
夜中に何かあって、自分で救急車を呼ぶこともできないじゃない・・・ということで、念のために私は充電器の差込コードを持ってキャンプ場へ届けることにしました。

すっかり暗くなったキャンプ場を探して、駐車場まで迎えに来てもらい、アルジのキャンプサイトを見に行きました。
環境的になかなか場所は良さそう。
蚊が飛んでいて蚊取り線香も焚いて、とにかく荷物が多いこと。

しばらくして管理人が防犯ライトがついたので、と確かめにきました。
私の訪問が分ったほどですから、管理人もいて、安心です。

アルジはそこにテーブルを広げ、ご飯を炊いていました。
お肉は焼いて先に食べたけど、ご飯がまだ炊けてないので待ってるとのこと。
「君もここでご飯食べていったら?」と誘ってくれますが、おかずはなく、ふりかけで食べるだけらしいので、キャンプの醍醐味もなく、家に帰って食べることにしました。


たき火とテーブルの上の明かりだけで、辺りは静か。
ツレアイには、それがなんだか落ち着かなくて、早々に引き揚げました。

2重のテントの内側が広がらなかったそうで、使うのは外側だけ、テントの下は15cmほど空いたまま。
今宵、アルジはここで何を思うのか、眠れるのか。

 

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