黄昏のふたり。

ヘンリー・フォンダと娘のジェーン・フォンダ共演の「黄昏」という1981年アメリカ映画がありました。
その最後のシーンでは、黄昏の湖を眺める老夫婦が印象深い映画でした。

夜。ニュースではサラリーマン川柳から名称を変えた「サラッと一句!わたしの川柳コンクール」の100選が紹介されていました。
老いがテーマの川柳が多い。
そして、友人から別の「おもしろ川柳」がLINEで送られてきました。
高齢者にはどれも身に覚えがあり、笑えるものばかり。
今日はチェロのレッスンでした。
先生の指導がだんだん
厳しくなります。でも私は質問の意味が分からず、これが認知症だよなあと老いを感じた日でした。
先生は冷静さを押さえながらもイライラ模様、私はしどろもどろ。もう笑ってごまかすことも先生に通じません。
歳だもの、分からないんだからしょうがないと悟ったようなことを言いたいところですが、マスクの内側で飲み込みました。
もっと年寄りを労ってほしいというような甘え根性も封印せざるを得ない雰囲気。

新しいことが頭で整理するのに時間がかかるのが若い人には理解できないのよね。
いくらまつ毛で若作りしても、頭のほうは海馬が小さくなっているんだもの。
居直るわけではないけれど、アルジに愚痴る私。
亡くなった私の母が、だんだん認知症になっていったんだろうけれど、当時50代の私はそんなこと全く理解してなく責めたりしたので、思い出すたびに申し訳なかったなあと思います。
その頃、認知症なんて思いもしなかったので、今となっては母に悲しい思いをさせたなあって。
私もその悲しい道を着実に歩いているのを実感しました。
グッと気温が下がった日でしたが、積雪はありません。
散歩のあと、疲れて寝ていると、食欲旺盛なアルジが夕食を待ちきれず、スパゲティーを作ってくれました。
そのアルジ、夕食すんだら早々とお休みです。
そんな黄昏のふたりの1日。

 
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