夕食はツレアイ特製の漬物オンパレード。
ウリの粕漬け、鉄砲漬け、大根とナスのぬか漬けです。これをご馳走と言わずして何と言いましょう?
8月6日に漬け込んだ白ウリの粕漬は我ながら上出来。初めて漬けましたがうまくいきました。
そして8月19日に、これまた初めてつけたのが、白ウリの鉄砲漬け。
ムカシ、東京出張の帰りには毎回、羽田空港でわっぱの容器に入った、まん丸の草餅と「若菜」の鉄砲漬けをお土産にして帰福したものでした。
鉄砲漬けは中の唐辛子がピリッとして大好き。コロナ禍で東京のデパートへ行く機会もなく、ずっとお口はご無沙汰しています。
今年の夏は、奈良漬をつけようと店頭に白ウリが出回るのを待って、数回にわたって買い求めました。
白ウリはいつも店頭にあるわけではなく、あとで思えば、肉厚で大きく、いい白ウりとの出会いはあまりなくて奇跡のようなものです。
さて、ウリを酒粕に漬け終わってしばらくしたら、また白ウリとの出会いがあったので、今度は鉄砲漬けを漬けることにしました。
鉄砲漬けは千葉特産で、そのレシピが紹介されていましたが、なんだか面倒そう。
また、信州の漬物に、鉄砲漬けのレシピがありましたが、もっと面倒そうで、しかもウリの中はニンジンやゴボウといった野菜詰め。私が作りたいのは若菜の鉄砲漬けと瓜二つのものです。
ん?瓜二つ?
瓜を縦二つに割ると、切り口がほとんど同じであることから、親子・兄弟などの顔かたちがよく似ていることのたとえ。瓜以外でも、果実の断面はだいたい似ているのに、瓜が選ばれた理由は不明だそうです。
閑話休題。
あれこれ鉄砲漬けのレシピを探しましたが私のイメージに合うレシピが見当たりません。
そこでそれらいろいろを参考にして、調味液の分量は私のレシピで漬けることにしました。
鉄砲漬けの弾になるのはシソの葉と青唐辛子ですが、青唐辛子は店頭に出たり出なかったり。あっても数が足らなかったりでしたが、白ウリを塩漬けにしている間になんとか揃いました。
ところが葉唐辛子の佃煮を作った際に、葉を取ったあとの青唐辛子が思いがけなく大量に残ったので、こちらの唐辛子を弾にして漬けたところ、これが異常に辛くて、辛いの大好きな私ですら、味見したら、心臓が止まるほど辛さが命中。
この激辛をウリの種とワタを抜いた穴にぎゅうぎゅうに詰め込んでしまったので、鉄砲漬けが大砲漬けになってしまいました。
でも食べる時は、大砲漬けとなった鉄砲漬けの弾を抜けば大丈夫。弾のないのは鉄砲漬けじゃないなと思いながらも、ウリから唐辛子を抜けば、辛いのがダメなアルジでも食べられました。
ツレアイ特製の鉄砲漬けの調味液はちょっとばかり味が濃かったので特製レシピは改良の余地あり。
でも鉄砲漬けは手間がかかるので、ウリは粕漬けだけで充分かなと思っています。
という訳で今夜は、ちょっとややこしい大砲漬けになってしまった鉄砲漬けの弾なしと、白ウリの粕漬け、そしてぬか漬けを、お気に入りの鳥柄の長皿に盛りつけて、っと。
それに具沢山の大きな茶碗蒸しと、レンコン、にんじんなど野菜の炊き込みご飯というメニューでした。
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